おやつ日記

おやつサブスク備忘録

【キャラクター】感想

Amazon.co.jp: キャラクターを観る | Prime Video

 

アマゾンプライムで評価が☆4と高かったので視聴しました。

漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。
高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。
ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。
住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。
そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族……そして、彼らの前に佇む一人の男。

amazonより引用

 

菅田将暉といえば、わたしの記憶では『CUBE』が記憶に新しいのですが、漫画という好きな題材ともあって視聴。

登場人物も、高畑光希に中村獅堂、小栗旬と意外にも豪華。

でも凶悪で血まみれでグロテスクなだけで、正直パッとしなかった。

確かに、漫画家でも「家」のつく職業の方々は、良く「自分のみたもの、経験したもの以上のものは描けない」とか(謙遜もあると思うんですが)「自分より頭のいいキャラクターを生み出すのは難しい」と言われています。

本作はそこから俳優の性質とともにインスピレーションを受けた作品なのでしょうけれど、俳優をあてはめてカメラを回しただけで、本質を有耶無耶にしている様な気がしました。

特にFukase演じる両角の人物像が全く分からないまますすんでいくのが不気味。

唯一小栗旬演じる清田刑事だけが犯人の背景にあるものを必死で見ようとしていました。

「4人家族は幸せの象徴」というキーワードまで在るのに、結局清田刑事は途中で舞台を降りることに…なぜ…

とにかく清田刑事退場後、両角というキャラクターを掘り下げてくれる人もおらず、主人公も保身に走り、捕まった両角は「僕は誰」と自問するシーンで終幕となります。

 

Fukaseさんのサイコっぽい演技もめちゃくちゃ良かったし、キャストはよかったんですが、両角が意識的か無意識かに残した足跡を清田刑事以外は完全にスルーしてしまったことに無常感を覚えてしまい、どうも煮え切らなかったです。

主人公も漫画家ならもっと人間に興味もてよ…奥さんも安穏としすぎでしょ…

もちろん両角の罪は重いんですが、両角が殺人に至るまでの性格を形成するまでの過程を丁寧に描いてくれたらもっとよかったのになと思います。

小栗旬の無駄遣いだよこれは・・・・・・

 

作中に出てくる漫画は江野スミ先生だそうです。作画最高だった~

評価高いのはなんでだろう?個人的に☆3くらいでした。